Team Ryujin and me in 2021

インスタグラムに載せたトカラ列島の思い出。

今までいろんな場所へ連れて行ってもらい、どれも興味深かったけど、

この日々も忘れられません。

『アヤクマと龍神2021』-忘備録-
海を渡る。
地形や文化が変わりゆく様と
人々の温かさに触れていく。
それこそが『旅』だと思う。

どこに行っても、感謝しかなくて、
どこを見ても、感動しかない。

以下要約。
虹と夕陽の風景の中、再会のFang。
港を周り、
いつも考えるのは向こう側の風と海。
陸からはわからない灯台の重要さ。
しかし、
海岸からは見えない凸レンズの美しさ。
温泉と日本酒の楽しさは日本だけ。
第三ヘクターで造り上げた観光地は
閉鎖された不気味な雰囲気で。
出会いの柴犬からの宴会開始。
立神様にご挨拶。
薩摩富士を基準に進路を取り、
外海の荒さを懐かしむ。
吹き込む波、湾内でも波高1m以上。
あんなにロープが切れたのは初めて。
知るという大切さを学びながら、
竹島で30分だけのドライブ。
移住者の勇気、島の習わし。
山から上がる煙、硫黄の匂い、
カルデラの湾に赤土色の海。
硫黄島の係留は島の人たちの協力があって
出来たこと。
長い長いロープの必要性。
染まった硫黄色。
ロープを求めて屋久島へ向かうも、
ないと言われて、登山する。笑
苔と杉の山奥へ、鹿と猿も初めだけ。
見慣れた風景、だけど違う少しだけ。
港の合言葉、許される水。
美味しくいただく魚たち。
やっぱり行きたかった口永良部島。
火砕流で崩れた入江。
お湯の出ないシャワーと人懐こい人たち。
真逆の口之島で感じる医療機関の大切さ。
野菜の高さに衝撃を受けながら、
何もないと思う地元は
誰かにとって恵まれた場所だと思い知らされる。
海の変わり目、潮の変わり目。
海底の瀬の中で暴れ回る波たち。
大きな雲、大海原。
臥蛇島の尊き姿。
その中を駆け抜けていく、飛び魚のたくましさ。
黒潮の逆潮で平均速度2knt(時速4km)に途方に暮れ。
ちょっとだけのつもりで、温泉に入る中之島。
1日ぶりのお風呂の幸せ。
サッパリして諏訪之瀬島へ。
お風呂あがりに噴火を見ながら浴びる火山灰は、、痛かった。笑
夕日が沈む悪石島、ダイヤモンド悪石と笑いながら、夜というトンネルの中へ進む。
キャプテンキッドの真実はわからないまま。
東シナ海と太平洋の狭間。
光り輝く天の川、海に浮かぶオリオン座。
追いかけて進む水平線は。
輝く魚を横目で眺める真っ暗の世界。
より高く、より速い、錯覚の海。
夜に霞む宝島の灯。
明るくなって見える本当の姿。
奄美大島の豊かで美しく、強き自然。
再会の友たちと、出会えた古きヨットの重鎮たち。
村の人に案内してもらう贅沢な村旅。
雨と共に輝く滝と、山を抜けて現れた虹。
透けたシーラも瞬く間に消えていく。
楽園へ向けて進む、コバルトブルーの道導。
珊瑚礁と魚の住処に響く、水の笑い声。
夕暮れに並ぶヨット、ウクレレと太鼓。
歌声と波音。月の光が奏でる波紋。
入り組んだ湾に住む人たち。
静かな朝と響くエンジン音。
海峡の入り口、当てのない旅、流れるまま、風の向くまま消えるヨット。
凪の海面、無風の中で過ごす朝。
泳いで向かう岸。
養殖のご飯、思い出を追いかけて行く小島。
秘密の人の、秘密の場所。
カタマランを造って、モノハルをリストアする重鎮の友に会う加計呂麻島。
太平洋戦争で武器だったフネ。
その基地だった入り江で重ねた、恋物語の伝説。
島の西側、実久ブルーを前にした時は風もなく。
月明かりがマストを照らす、もう一つの湾。
明日が強風だなんて信じられなかった。
離される岸壁、風の強さに対して晴れた空。
遠隔で聞く告別式の様子、泣きながら歩く下り坂。
一緒に登ったテトラポット、
転んで傷だらけになった記憶を
なぞりながら1人で登る。
あの日をくれたから、ここにいる。
その先にあるのは、今も海。
二度と戻らない日々。
ボスポラス海峡と大島海峡。
頭の中でリンクする。ありがとうボス。
強風の早朝、風が落ちた朝。
今しかないと出航して知る、真実の怖さ。
請島は諦めて。
軽く見ていた軽石、海の上で知る存在。
止めるエンジン。
追い風の波は高く。
帆走する方向はどちらまで。
イルカの歓迎、ひとときの遊び仲間。
やっと着いた徳之島。
乾杯するビール、歓迎の宴。
借りるシャワー、車、もらう猪肉。
徳之島は気が荒い。
屋久島、中之島、奄美で言われた事と違うこと。
何度も開けたエンジンルーム。
何度も読んだヤンマーの説明書。
何度も聞いたエンジンの仕組み。
やっぱりなかった、冷却水フィルター。
軽石はその間もどんどんやってくる。
消えた漁船の行方はわからないまま、
開かずのシャッター。
海が見えるじゃがいも畑。
戦争の慰霊碑、陸の鍾乳洞、農業に潤いを与えるダム、守られた港、島の団地、
島の人たち、交流、鶏飯、三線、ワイヤ節。
伊勢海老のセリ、貝の倉庫。
見えなかった沖永良部島、南下と共に低くなる島々。
もっと低かった与論島、山もなく真っ直ぐに吹き込む北風。
今日も海は青く、時に色濃く、時に儚く。
白波を従え、軽石を帯びながら、風を吹かす。

2021.10.25 アヤクマ